今回は、キャンプや防災用としても使えるJackery(ジャクリ)のボータブル電源をご紹介していきます。
たくさん種類がある中で、用途に応じた容量などの選び方を解説していきます!
そして気になるバッテリーの寿命やデメリットなんかも一緒に紹介しています。
Jackery(ジャクリ)の特徴
Jackeryはアメリカ生まれの主にポータブル電源(ポータブルバッテリー)を製造・販売するメーカーです。
世界累計販売台数は、200万台を超えており日本でも人気がありますが、世界から見てもその人気度がわかります。
Jackeryの製品は、日本のPSE(電気用品安全法)やUN38.3(国連勧告輸送試験)の認証を取得しており高い安全性が証明されています。
安全機能として過充電、過電流、温度異常などを検知し充電・放電停止や冷却ファンの自動作動などが動作するようになっています。
ポータブル電源を選ぶ上で、最も重要なことが安全性です。
粗悪なバッテリーだと容量が表示されているものよりも低かったりします。
またバッテリーの破裂や最悪は火が出て火災になったりする場合もあるため安全性は重要です。
商品は標準保証と公式サイトからの購入で無償で最長5年(1000Pro/2000Proモデル)まで補償を得ることが出来ます。
その他のモデルについては最長で3年の補償が付いています。
高い安全性・信頼性がないと長期補償は出来ないので安心度が高いです。
海外メーカーの製品の場合、中々問い合わせしたくても出来ないことが多いです。
Jackeryは日本法人を持っており、そこでは日本語で公式サポートを受けれます。
問い合わせ方法は、公式サイトから電話またはチャット、問い合わせフォームの3つから選ぶことが出来ます。
全モデルに前面ディスプレイが装備されています。
そこでは、バッテリー残量や充電残り時間、故障時のコード表示など一目で状態がわかるようになっています(モデルによって多少表示内容が異なります)。
使い方も簡単で、ボタン一つで給電を開始することが出来るので機械慣れしていない人でも問題ありません。
Jackery(ジャクリ)のポータブル電源はこんなに種類がある!

Jackeryは、必要な電源の容量(サイズ)ごとに、小型なモデルから大型なモデルまで多くの種類を取り揃えています。
現在(2022年12月)時点では、Jackeryのポータブル電源のラインナップは7種類もあります。
種類が豊富なため、自分の使い方にあったサイズが選べるので無駄がなくて良いです!
製品 | 容量 | 定格出力 | サイズ | 充電時間 | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
Jackery ポータブル電源 240 | 241.9Wh | 200W | 230×133×167mm | 5.5時間 | 3.1kg |
Jackery ポータブル電源 400 | 400Wh | 200W | 230×153×167mm | 7.5時間 | 4.1kg |
Jackery ポータブル電源 708 | 708Wh | 500W | 299×191×190mm | 5時間 | 6.8kg |
Jackery ポータブル電源 1000 | 1002Wh | 1000W | 332×233×243mm | 7.5時間 | 10.6kg |
Jackery ポータブル電源 1000Pro | 1002Wh | 1000W | 340×262×255mm | 1.8時間 | 11.5kg |
Jackery ポータブル電源 1500 | 1534Wh | 1800W | 355×265×253mm | 4時間 | 16kg |
Jackery ポータブル電源 2000Pro | 2160Wh | 2200W | 384×269×307mm | 2時間 | 19.5kg |
Jackery(ジャクリ)ポータブル電源の選び方

Jackeryのポータブル電源は、ラインナップが多く初めて買う方はどれを選んだら良いのか迷ってしまいます。
ここでは、数種類あるラインナップから欲しい機能に応じたおすすめモデルをご紹介していきます。
どのモデルにするのか迷っているかたの参考になればと思います。
【高出力/大容量/高速充電】Jackery ポータブル電源 2000Pro
長期保証が欲しい方はJacckery公式ストアで買うのがおすすめ!
最上位モデルの「ポータブル電源2000Pro」です。
価格よりも高出力/大容量で高速充電が出来ることを、重視したい方におすすめのモデルです。
2200Wの高出力モデルなので、家庭用の冷蔵庫やドライヤーなどの負荷が高い電化製品も使うことが出来ます。
また容量は、2160Whもあり50Wクラスの電気毛布の場合、34時間34分(※公式サイトのシミュレーター参考値)も使用することが出来ます。
フル充電の状態であれば、数泊のキャンプでも十分な容量が確保されています。
もう一つの特徴として、高速充電にも対応しています。
家庭用コンセントから充電をした場合、たった2時間で満タンまで充電することが可能です。
項目 | 内容(スペック) |
---|---|
容量 | 2160Wh |
定格出力 | 2200W |
出力ポート | AC100V:3個 USB-TypeA:2個 USB-TypeC:2個 シガーソケット出力:1個 |
充電の種類/時間 | 家庭用コンセント充電:2時間 ソーラーパネル:2.5時間(最短) シガーソケット:24時間 |
サイクル数(充放電回数) | 1,000サイクル(80%の蓄電容量を保証する回数) |
サイズ | 384×269×307mm |
重量 | 19.5kg |
【高出力/大容量】Jackery ポータブル電源 1500
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高出力/大容量モデルの「ポータブル電源1500」です。
高出力/大容量は欲しいけど、価格も重視したい方におすすめのモデルとなっています。
標準価格で比較すると最上位の2000Proと比べ、約10万円ほど価格が安くなっています。
定格出力は1800Wもあるため、ホットプレートでの調理やドライヤーなども使用可能です。
容量は、1534Whあり50Wクラスの電気毛布の場合、24時間32分(※公式サイトのシミュレーター参考値)も使用することが出来ます。
項目 | 内容(スペック) |
---|---|
容量 | 1534Wh |
定格出力 | 1800W |
出力ポート | AC100V:3個 USB-TypeA:2個 USB-TypeC:1個 シガーソケット出力:1個 |
充電の種類/時間 | 家庭用コンセント充電:4時間(コンセント×2使用時) ソーラーパネル:11時間(最短) シガーソケット:13時間 |
サイクル数(充放電回数) | 800サイクル(80%の蓄電容量を保証する回数) |
サイズ | 355×265×253mm |
重量 | 16kg |
【高出力/大容量/高速充電】Jackery ポータブル電源 1000Pro
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出力/容量がラインナップの中では、中間に位置するモデルです。
それなりの出力/容量があって高速充電も使いたい方におすすめのモデルとなっています。
「ポータブル電源1000」と比べると、充電時間が約76%アップしPD100Wに対応したことでパソコン等へ急速充電が可能となりました。
その他、サイクル数(充放電回数)が「500サイクル」から「1000サイクル」と倍になっており高寿命化しています。
容量は、1002Whあり50Wクラスの電気毛布の場合、16時間1分(※公式サイトのシミュレーター参考値)も使用することが出来ます。
項目 | 内容(スペック) |
---|---|
容量 | 1002Wh |
定格出力/最大出力 | 1000W |
出力ポート | AC100V:3個 USB-TypeA:2個 USB-TypeC:2個 シガーソケット出力:1個 |
充電の種類/時間 | 家庭用コンセント充電:1.8時間 ソーラーパネル:1.8時間(最短) |
サイクル数(充放電回数) | 1000サイクル(80%の蓄電容量を保証する回数) |
サイズ | 340×262×255mm |
重量 | 11.5kg |
【高出力/大容量】Jackery ポータブル電源 708Pro
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項目 | 内容(スペック) |
---|---|
容量 | 708Wh |
定格出力/最大出力 | 500W |
出力ポート | AC100V:2個 USB-TypeA:2個 USB-TypeC:1個 シガーソケット出力:1個 |
充電の種類/時間 | 家庭用コンセント充電:5時間 シガーソケット:13時間 ソーラーパネル:11時間(最短) |
サイクル数(充放電回数) | 500サイクル(80%の蓄電容量を保証する回数) |
サイズ | 299×191×190mm |
重量 | 6.8kg |
価格帯や本体サイズ、容量などラインナップの中では一番使いやすいモデルです。
パソコンや電気毛布などの中出力の電化製品が使えて、持ち運びも考えたサイズ・重量を探している方におすすめです!
容量は、708Whあり50Wクラスの電気毛布の場合、11時間19分(※公式サイトのシミュレーター参考値)も使用することが出来ます。
1泊から2泊の車中泊やキャンプで十分使えるスペックになっています。
ポータブル電源の寿命はどれくらい!?

搭載されているバッテリーの寿命は、モデルによって異なります。
以下のサイクル(充放電)数を繰り返しても80%の蓄電容量が保証されています。
上位のモデルほど、サイクル数が多く長く使えます。
ですが、一番少ない500サイクルでも月に4回キャンプなどで使用したとしても、「500サイクル ÷ (12ヶ月 × 4回)= 10.41年」となり約10年は使える計算となります。
またここに記載のサイクル数を超えたからといって、直ぐに使えなくなるわけではないためかなりの高寿命であることがわかります。
長く使うための方法はコレ
長く使うためには、日々のメンテナンスも重要です。
バッテリーが空の状態で、そのまま数ヶ月置いておくと性能が劣化してきてしまいます。
遅くとも半年に一回位は80%ほど充電して使うようにするとバッテリーが長持ちしますよ!
またバッテリーには、リチウムイオン電池が使われているため極端な高温と低温に弱いという特徴があります。
そのため、負荷がかからないように低温では-10℃、高温では40℃を超えない範囲で使う必要があります。
ちなみに推奨の使用温度は16℃から25℃の間となっています。
冬のキャンプですと、テント内は暖房等使えば推奨の使用温度の範囲になるのであまり気にすることはありません。
ですが、夏場は40℃まではいかないまでもテント内は30℃は超える可能性はあります。
そんな時は、地面に直置きせずに網ラックなどの上に置いて下側も通気の取れるように設置するのが良いです。
デメリットについて教えて!

デメリットとしては、やはり充電するのには時間がかかる点です。
ポータブル電源1500で満タンまでに7.5時間、ポータブル電源708で5時間かかります。
キャンプで使うのに充電忘れた!となってしまったらもう間に合いません。。。
通常モデルですとこう言った、直ぐに充電したいというニーズは、残念ながら満たせません。
でもそんな時は、Proモデルなら高速充電対応しているので通常モデルの倍以上の速度で充電が可能です!
ポータブル電源2000Proで満タンまで2時間、ポータブル電源1000Proで1.8時間の短時間で充電することがきます。
この充電時間であれば、例えばキャンプ当日の朝の準備している時間に満タンとまではいかないとしても十分に充電することも可能です。
まとめ
ここまでで、複数あるラインナップのメリット・デメリットや選び方についてご紹介していきました。
それでも、まだ迷っている方はこの2択に絞ってみましたので良かったら機種選びの参考にしてください。
大容量/高出力で充電スピード重視したい方には「ポータブル電源2000Pro」がおすすめです!
大は小を兼ねるという考え方で、予算に余裕があり迷ったらこれを選べば間違いはありません。
非電源環境でも、電化製品が使えるので、キャンプなどのアウトドアをもっと快適にしたい!や非常時に使う電源を持っておきたいなど色々な要望に応えられる1台です。
長期保証が欲しい方はJacckery公式ストアで買うのがおすすめ!
持ち運びが便利で価格帯も手にしやすいものが良い!という方は「ポータブル電源708」がおすすめです!
容量も大きすぎず少なすぎずで、使いやすいスペックになっています。
1〜2泊のキャンプでちょっとした電源が欲しい!という場合には、一番おすすめのモデルですよ。
長期保証が欲しい方はJacckery公式ストアで買うのがおすすめ!
最後に、Jackeryのポータブル電源の使い方について一覧にしてまとめています。
一家に一台持っているだけで、色々な場面で活躍する事間違いなしのポータブル電源です。
品質も良いので、安全に長く使えるのもポイントです!
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